9月8日(火)。この日ガリューでは、火災を想定した避難訓練を行いました。いきなり体を動かすのではなく、まず動画で「何が危ないのか」を知ってから、実際に避難する。この順番に、2つの療育的なねらいがあります。
まずは動画で、「知る」
避難シミュレーションに入る前に、みんなで動画を鑑賞しました。火災の恐ろしさ、煙の危険性、そして万が一のときにどう行動すべきか。言葉だけでなく映像で確認することで、子どもたちの中に「どう動けばいいか」という具体的なイメージができます。
このイメージ、つまり見通しを先に持っておくことが、いざという時のパニックを防ぎます。何が起きるか分からないまま急に「逃げて」と言われるのと、あらかじめ知ったうえで動くのとでは、落ち着き方がまったく違います。
「お・は・し・も」を守って、実際に動く
動画を見たあとは、実践的な避難シミュレーションです。避難訓練の合言葉「お・は・し・も」(お=おさない、は=はしらない、し=しゃべらない、も=もどらない)を守りながら、安全な場所まで素早く避難する練習をしました。
普段はにぎやかな子どもたちも、この時間は驚くほど静かです。「静かにしなさい」と大人が言わなくても、状況そのものが子どもたちを静かにさせます。体で理解している証拠だと思います。
💡 この訓練に隠れている、2つの療育ポイント
①事前見通し(認知的理解)
言葉だけでなく、映像という視覚情報を通して危険性や避難方法を事前に確認することで、「どう動けばいいか」という明確なイメージが生まれます。見通しを持つことで、いざという時のパニックを防ぎ、落ち着いた行動を促します。
②自己コントロールとSST
「姿勢を低くする」「静かに素早く移動する」といった動作は、緊迫した状況下でもスタッフの指示をよく聴き、自分の行動や身体をコントロールする大切な練習です。命を守るための基本的な行動様式を、体に馴染ませていきます。
煙を吸わない。姿勢を低く
避難が完了したあとは、振り返りの時間です。「煙を吸わないように、ハンカチや手で口元をおおうこと」「煙は上のほうに溜まるので、姿勢を低くかがんで移動すること」、この2つを大切なポイントとしてみんなでおさらいしました。
知識として聞くのと、実際に手で口元をおおいながら低い姿勢で動いてみるのとでは、体に残るものが違います。一度でも体を使って練習しておけば、本番でも同じ動きが自然と出てくる。そのための繰り返しです。
ガリューでは、日頃から安全管理を徹底し、子どもたちが「いざという時に自分と周りの命を守る行動」をとれるよう、分かりやすく実践的な訓練を積み重ねています。
🏠 おうちでも、少し話してみませんか
お家でのお子様との避難経路の確認や、防災に関するお話し合いはされていますか。訓練の話を持ち帰ったその日は、いつもよりすんなり聞いてくれることが多いです。「うちならどこに逃げる?」くらいの軽い会話からで大丈夫です。
日々の活動の様子は、Instagram でも発信しています。あわせてご覧ください。
見学・体験を受け付けています
ガリューは、鹿児島県曽於市末吉町の児童発達支援・放課後等デイサービスです。
受給者証をお持ちでなくても、見学・ご相談は可能です。お気軽にどうぞ。
