児童発達支援・放課後等デイサービス ガリュー

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活動報告

スライム作りで育つ
「感覚統合」と手先の力

8月7日(金)、鹿児島県曽於市の児童発達支援・放課後等デイサービス「ガリュー」では、子どもたちに大人気のスライム作りに取り組みました。ただ楽しいだけの工作ではありません。この活動には、「感覚統合」と「微細運動」という2つの療育のねらいがこめられています。当日の様子とあわせてご紹介します。

みんな大好き「スライム作り」に挑戦

用意したのは、洗濯のり・水・ホウ砂水。これらを混ぜ合わせて、自分だけのスライムを作っていきます。好きな色を選ぶところから、もう表情が真剣です。

紙コップの中の材料を割り箸で混ぜる男の子。スライム作りに集中している様子
「これくらいかな?」——手元から目を離さず、慎重に混ぜていきます

ポイントは、材料を一度に入れすぎないこと。少しずつ加えては混ぜ、また少し加えては様子を見る。「これくらいかな?」とつぶやきながら、手元にしっかり意識を集中させて、慎重に量を調整しながら作り進める姿が見られました。

療育ポイント① 触覚をここちよく刺激する「感覚統合」

完成したスライムを手にとると、ひんやり・もちもちとした独特の感触に、みんなニッコリ。「きもちいい!」「びよーんと伸びたよ!」と、手ざわりを全身で楽しんでいました。

完成したスライムを両手で持ち上げて長く伸ばしてみせる男の子
「びよーんと伸びたよ!」——どこまで伸びるか、何度も確かめていました

手先で「ひんやり」「やわらかい」「伸びる」といった刺激を味わうことは、脳の触覚(皮膚感覚)をここちよく刺激する最高のアプローチです。

こうした感覚を受け取り、脳が整理していくはたらきを「感覚統合」と呼びます。ここちよい触覚刺激には、情緒を落ち着かせたり、リラックスをもたらしたりする役割があるとされています。そわそわしやすいお子さまが、感触遊びの最中だけは静かに集中している——そんな場面は、現場でもよく見られます。

また、感触が苦手なお子さまにとっては、「少しずつ慣れていく」練習の場にもなります。最初は指先で少し触れるだけ。それでも十分な一歩です。無理に触らせることはせず、その子のペースを大切にしています。

療育ポイント② 量を微調整する「微細運動」と集中力

テーブルに向かい、割り箸を使って真剣な表情で材料を調整する子ども
ちょうどよい硬さを目指して、少しずつ、少しずつ

「ちょうど良い硬さ」にするために液体を少しずつ加える作業は、手先の微妙な力加減を必要とします。入れすぎれば固くなり、足りなければベタベタのまま。正解は自分の手で確かめるしかありません。

この慎重に材料を入れていく工程を通して、指先の巧緻性(微細運動)と、目の前の作業にじっくり没頭する高い集中力が養われます。

さらに大切なのが、「入れたい気持ちをがまんする」という自己コントロールの側面です。たくさん入れたほうが早く完成しそうに思えても、ぐっとこらえて少量ずつ。やりたい衝動を調整する経験は、日常生活のさまざまな場面につながっていきます。

「きもちいい!」——完成の瞬間

青色のスライムができあがり、うれしそうに笑う男の子
青いスライムができました
緑色のスライムを手に、満面の笑みを浮かべる男の子
この表情が、いちばんのごほうびです

色とりどりのスライムが並び、終始集中して活動に取り組むことができました。ガリューでは、楽しみながら五感をフルに使う手作り体験を通して、子どもたちの「豊かな感性と手先のコントロール力」を大切に育んでいます🌱

ご家庭でスライム作りをするときの3つの注意点

「うちでもやってみたい」という声をよくいただきます。とても良い感触遊びですが、安全のために必ず守っていただきたいことがあります。

⚠️ ホウ砂の取り扱いにご注意ください

  • 誤飲は危険です。ホウ砂は口に入ると中毒を起こすおそれがあります。作っている間も遊んでいる間も、必ず大人がそばで見守ってください
  • 口に物を入れやすいお子さまには適していません。無理に取り入れず、別の遊びを選んでください
  • 遊んだあとは必ず手を洗いましょう。肌が弱い方や、手に傷があるときは避けてください

もうひとつ、忘れられがちなのが後片づけです。使い終わったスライムを排水口に流すと、配管がつまる原因になります。ポリ袋に入れ、お住まいの自治体のルールに従って処分してください。

「感触が苦手そう」というお子さまの場合は、はじめからスライムに触らせようとせず、ポリ袋に入れたスライムを外から押すところから始めてみてください。直接触れなくても、感触を楽しむ経験は十分にできます。

よくあるご質問

スライム作りは何歳からできますか?

材料を口に入れないことが理解できる年齢であれば、幼児期から楽しめます。ただしホウ砂は誤飲すると危険なため、年齢にかかわらず必ず大人がそばで見守ってください。口に物を入れやすいお子さまには適していませんので、無理に取り入れないようにしましょう。

感覚遊びは発達にどのような効果がありますか?

手ざわりや温度などの触覚刺激を受け取り、整理する経験は、情緒の安定につながるとされています。また、素材の感触に慣れていくことで、苦手だった刺激を少しずつ受け入れられるようになる場合もあります。ガリューでは個別支援計画にもとづき、一人ひとりに合った感覚遊びを取り入れています。

見学や体験はできますか?

随時受け付けております。障害福祉サービス受給者証をお持ちでなくても、見学・ご相談は可能です。お電話(0986-36-8788)またはお問い合わせフォームよりご連絡ください。鹿児島県曽於市を中心に、周辺地域からもご利用いただいています。

日々の活動の様子は、Instagram でも発信しています。あわせてご覧ください。

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見学・体験を受け付けています

ガリューは、鹿児島県曽於市末吉町の児童発達支援・放課後等デイサービスです。
受給者証をお持ちでなくても、見学・ご相談は可能です。お気軽にどうぞ。

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